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デ・キリコ展1920-1950(GIORGIO DE CHIRICO 1920-1950)の図録
2005-07-16 Sat 07:23
ふと立ち寄った古本屋で、デ・キリコ展の図録を手に入れました。


ジョルジョ・デ・キリコの自画像が表紙
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今回入手した図録は1993年に国内数箇所で開催された「デ・キリコ展1920-1950」のものです。



デ・キリコは1919年(1920?)以降、古典絵画への傾倒を始め、さらに自分の旧作の模写を繰り返すなど、作風が激変します。

シュルレアリスムを主唱した「アンドレ・ブルトン」がデ・キリコを「シュルレアリスムの裏切り者」と呼び、1910年代の作品しか評価しない立場をとったことから、今現在もその傾向は世間一般に見られるといいます。

「デ・キリコ展1920-1950」はデ・キリコ古典回帰の成果を年代別に紹介しています。言うなれば「デ・キリコの作品の魅力は1910年代ものもだけではないよ」とアンドレ・ブルトン及びそれまでの世間の評価に一石を投じる企画だったようです。

僕が初めて出会って衝撃を受けたデ・キリコ作品は1914年の「ある日の謎」で、現在の僕は「やや、ブルトン側」の立場と言えます。「ある日の謎」他、今までに見た1910年代のデ・キリコ作品は衝撃を受ける出来です。

で、図録に収められた1920-1950の作品ですが、やっぱり古典的な手法を取り入れた作品と言うのはあんまりピンとこないのです。

「イタリア広場」と題された作品など、1910年代の作品を繰り返しやや違うアングル、違うタッチで描いているのですが、それは「まぁ、やっぱり良いよね」と思ってしまいます。でもオリジナルの作品と並べてみるとどうなんでしょう?

いくつか「ハッととするくらい美しい風景画」が納められているのですが、それは古典的手法とか関係なく、純粋さ・一心不乱さが垣間見れて興味深いです。

1950年の作品「ヴェネツィア、ドゥカーレ宮殿」は「デ・キリコの作品」と言われなければ分からないタッチの作品ですが、なかなか魅力のある風景画です。
今まで手に入れた図録は1910年代の作品はほとんど納められていないので、近々改めて作品集を購入したいですね。

デ・キリコ (アート・ギャラリー 現代世界の美術)デ・キリコ (アート・ギャラリー 現代世界の美術)
(1986/05)
峯村 敏明、多木 浩二 他

商品詳細を見る
「ある一日の謎(ある日の謎)」や「通りの神秘と憂愁」「赤い塔」など1910年代の作品(作風が変わる前の「形而上絵画」)も沢山掲載されています。大きな本で、印刷のレベルも高いのでオススメ!


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