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シャガールとエコール・ド・パリコレクション/ミレー、コローとクールベ展(青山ユニマット美術館)-美術展の感想-
2007-02-13 Tue 23:08
この日は当初行く予定だった国立新美術館が休館だったので六本木から大江戸線で青山一丁目に移動。青山ユニマット美術館に行くのも駅に降りるのも初めてです。

メインストリートではなく裏路地を歩いたので「本当にこんな所に美術館あるの?」という感じの道のりでしたが、ありました。青山ユニマット美術館
あんまり美術館ぽくはないですが、小綺麗な建物ですね。では館内へ。

↓お洒落な入り口ですね。
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ホームページの説明によると
青山ユニマット美術館はシャガールとエコール・ド・パリと総称される画家たちの作品を中心に展示』
『一部の絵画を入れ替えながら展示する予定』
とのこと。

展示室はそれほど広くないスペースですが、所蔵作品はかなり多いようで面白い作品も多そう。そんな中でもシャガールは常時18点展示しているようです。シャガール以外の作家の作品を見るには企画展のたびに来る必要がありそうで、これは楽しみが増えました。



館内に入ると、まずミュージアムショップが。ショップの会計と同じ場所でチケットを購入、ロッカーに荷物を預けて、エレベーターで4階へ。その後、階を下りながら1回のミュージアムショップ前まで戻る、という造りです。
4階は常設展示のシャガール18作品。3階はシャガール以外のエコール・ド・パリ(パリ派)の作品。3階は常設展示を含む入れ替え?なのだろうか。2階は企画展示で今回は「ミレー、コローとクールベ展」です。

↓外の看板より。
10015949546.jpg10015949682.jpg


シャガールは≫すぐわかる画家別幻想美術の見かたでも幻想美術作家として紹介されていました。「幻想美術」というのは美術史上の流れや派閥などとは関係なく使われる言葉であるようなので、エコール・ド・パリ(パリ派)の作家といった方がいいかもしれません。≫一冊でわかる絵画の楽しみ方ガイドによると、エコール・ド・パリとは『第一次世界大戦後のパリへ外国からやって来て活躍した、国籍の異なるモディリアニ、シャガールなどのすぐれた画家の一派』とあります。人種や祖国の状態、家族の問題などから創作の場をパリへと移したようで、シャガール他、ユダヤ人が多かったようです。

4階のシャガールの区画には習作(もしくは習作と思われる)作品も何点かありましたが、どれも色使いが鮮やかですね。
「赤い裸婦」「白い裸婦」のようにタイトルに色が含まれる作品もあります。

一番「良いなぁ」と思ったのはこれもタイトルに色が含まれる「ブルー・コンサート」。上の看板写真にもなっている作品です。
この作品はシャガールが亡き妻を思って描いた作品だそうで、色使いもさることながら、絵全体からやさしさ・思いが滲み出ているようです。青山ユニマット美術館でこの作品が公開されるに当たってはかなりの話題を呼んだようですね。僕は知らずにこの作品に出会ったのですが、一見の価値アリ、ですよ。

3階展示作品
ピカソ、藤田嗣治(レオナール・ツグハル・フジタ)の作品が多かったでしょうか。二人ともパリ派の代表者です。

ピカソとモディリアーニ展のときも思ったのですが、どうもピカソの作品(キュビズム時代)よりジョルジュ・ブラックの作品の方が惹かれるんですよね、僕は。ジョルジュ・ブラックの「空の鳥」「緑のテーブル」は両方とも面白いと思いました(「緑のテーブル」は照明の関係でやや見づらかったです)。

そしてジョアン・ミロの2作「顔」「鳥・虫・星座」。僕の中でミロの作品は当たりはずれが大きいのですが、この2点はかなり面白いと感じました。椅子の前に飾ってあったので、座って長いこと眺めてましたよ。

モーリス・ユトリロ「聖マルグリット教会」「バニュウの教会」。ユトリロの作品は見ただけでもう「ユトリロっぽい」ですね。大好きです。以前から気になっていて、実物を見たのはbunkamuraで一枚だけでした。今回の2作も大変気に入ったので、もっともっと見たいです。ユトリロがアルコール中毒だったのは知っていたのですが、館内の説明文によると、ユトリロは私生児で母が恋多き女性だったのもあって、17歳の若さで酒びたりになったとか。そんな不幸なエピソードがあったとは知りませんでした。
本展覧会は絵に添えられた説明文が異様に(失礼!)長く、軽く目を通す程度にしていたのですが、ユトリロの説明文はしっかり読みました。

2階「ミレー、コローとクールベ展」
オルセー美術館展で「ミレーは良いなぁ」と思っていたのですが、僕が思い浮かべるような-落穂ひろいのような-ミレーっぽい作品は「一日の終わり」だけでしたね。もう少し若い時期は作風が違うのが興味深かったです。「一日の終わり」は味わい深い作品でした。



ミレー、コロー、クールベ共に「写実主義」に属する作家ですが、ミレーの作品の滲み出る味は写実主義に止まらない魅力を感じます。クールベはあまりに写真的な印象。コローは人物画も風景画もなかなか面白いですが、大き目の人物画が見てみたいなーと思いました。

館内には1時間ちょっと居ましたが、僕以外に見かけたのは3人くらい。同じ階に誰も居ない時間がほとんどで、贅沢な時間を過ごせました。僕は静かに見れて楽しかったですが、もっと宣伝の仕方とか無いのでしょうか。あと、照明の当て方はあまり上手くなかった印象です。

本来この日に行く予定だった、国立真美術館の企画展は「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005  ポンピドー・センター所蔵作品展」ということで、エコール・ド・パリと同義なのかな、と思っています。実際シャガールや藤田も来てますし。オルセーと被る作家も見れましたし、青山ユニマット美術館に来るのはこのタイミングで正解だったかもしれないです。


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