2007-03-12 Mon 23:08
≫〜絵画編〜異邦人たちのパリ展−国立新美術館−の続き
僕は元々、彫刻ってあまり興味が無かったんですよね。
国立西洋美術館の外にあるロダンとか見ても「なるほどねー」っていう感じだったんですけど、横浜美術館でダリの彫刻を見てビックリしましてね。「彫刻、すげー!!」となったわけです。
で、今回の展覧会でもいい感じの彫刻に出会えましたよ。
パブロ・ガルガーリョ≪フルートを吹くアルルカン≫−1931−
これはもう、パッと見た瞬間に気に入りましたね。
“金属に空洞ができるように溶接された「開かれた彫刻」”(図録より抜粋)
空洞をうまく使っているという展では横浜美術館で見たダリの≪ニュートンを讃えて≫もそうですけど、この作品も完成度が高いですね。こういういい彫刻は横とか後ろに回ってじっくり見てしまいます。
全高15cmくらいのミニチュア、売ってないですかね。ものすごく所有欲を駆られる造形です。
パブロ・ガルガーリョ≪ピカソの肖像≫−1913−
このガルガーリョ、ピカソと同い年でお友達だったそうです。この≪ピカソの肖像≫はロダンのようなリアル路線ではなく、割とディフォルメして愛嬌のある造形です。ガルガーリョは1934年に個展を成功させたのと同じ年に急死してしまったのだとか(図録より)。1934年になくなったということは≪フルートを吹くアルルカン≫は晩年の作品ということになりますね。この展覧会で初めて知った人ですが、どういう人だったのが非常に興味が出てきました。
ジャック・シプリッツ≪ギターを持つ水夫≫−1914−1915−
キュビズムの絵画作品は結構好きな作品が多いのですが、彫刻となると難解すぎて着いて行けないものが多いです。
この≪ギターを持つ水夫≫はパッと見て水夫であることが分かる上に可愛らしい。じっくり見ても良く出来ている(粗が無い)。
可愛らしいだけではなく、完成度が高い作品に思えました。作るのにどれくらい時間がかかっているのでしょうか。感性とひらめきでひねるように作る彫刻もあるのでしょうが、こういう作品の方が計算されて時間も掛かっている気がします。
コンスタンティン・ブランクーシ≪眠れるミューズ≫−1910−
つるんとして卵みたいで可愛らしい感じです。小さくしてペーパーウェイトにしたい。
この展覧会をみた数日後、≫川村記念美術館 で同型の作品に出会ってビックリしたのですが、その話はまた今度。
アルベルト・ジャコメッティ≪テーブル≫−1933/1969−
目にした途端、「わっ」と小さく声が出た気がします(「ひゃっ」だったかも・・・)。
“人体と家具が一体となり、幻想的な気分をかもし出す”(図録より抜粋)という説明どおりの妖しい魅力のある作品です。
ジャコメッティがシュルレアリスムの影響を受けた前衛的な作品を発表したのは短い一時期(1930年代前半だけ?)ということで、シュルレアリスム好きとしてはちょっと残念。本展覧会のあと2点は1950年代の胸像作品。「ジャコメッティ」の名を知っている人ならすぐに思い浮かぶであろう、あのボコボコした質感の彫刻です。あれはあれで面白いですけど、僕はこの≪テーブル≫には衝撃を受けましたね。
先日行った、≫川村記念美術館 はジャコメッティについて調べていた時に知ったのですが、無理してでも行けばよかったなぁジャコメッティ展。行って見たら思ったほど遠くなかったし、すげえいい所だったよ・・・。
話がそれましたが、「人体」と「テーブル」の組み合わせは十分『デペイズマン※』ですね。
※シュルレアリスムの代表的手法。ルネ・マグリットが得意とした。
(この説明はテキトーなので、興味のある人は検索してね)
絵画も彫刻も良い物が多かったですし、写真と映像作品には余り時間を裂けなかったんですよ(後に予定もありましたし)。
抽象絵画なんていつまでも見てられますからね。ほぼ確実にもう一度行きます。
≫〜絵画編〜異邦人たちのパリ展−国立新美術館−で大好きなマックス・エルンストの作品に触れるのを忘れました。
川村記念美術館でもエルンストの作品を見ましたので、別途記事にすることとします。
⇒他の美術展の感想を見る
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僕は元々、彫刻ってあまり興味が無かったんですよね。
国立西洋美術館の外にあるロダンとか見ても「なるほどねー」っていう感じだったんですけど、横浜美術館でダリの彫刻を見てビックリしましてね。「彫刻、すげー!!」となったわけです。
で、今回の展覧会でもいい感じの彫刻に出会えましたよ。
パブロ・ガルガーリョ≪フルートを吹くアルルカン≫−1931−
これはもう、パッと見た瞬間に気に入りましたね。
“金属に空洞ができるように溶接された「開かれた彫刻」”(図録より抜粋)
空洞をうまく使っているという展では横浜美術館で見たダリの≪ニュートンを讃えて≫もそうですけど、この作品も完成度が高いですね。こういういい彫刻は横とか後ろに回ってじっくり見てしまいます。
全高15cmくらいのミニチュア、売ってないですかね。ものすごく所有欲を駆られる造形です。
パブロ・ガルガーリョ≪ピカソの肖像≫−1913−
このガルガーリョ、ピカソと同い年でお友達だったそうです。この≪ピカソの肖像≫はロダンのようなリアル路線ではなく、割とディフォルメして愛嬌のある造形です。ガルガーリョは1934年に個展を成功させたのと同じ年に急死してしまったのだとか(図録より)。1934年になくなったということは≪フルートを吹くアルルカン≫は晩年の作品ということになりますね。この展覧会で初めて知った人ですが、どういう人だったのが非常に興味が出てきました。
ジャック・シプリッツ≪ギターを持つ水夫≫−1914−1915−
キュビズムの絵画作品は結構好きな作品が多いのですが、彫刻となると難解すぎて着いて行けないものが多いです。
この≪ギターを持つ水夫≫はパッと見て水夫であることが分かる上に可愛らしい。じっくり見ても良く出来ている(粗が無い)。
可愛らしいだけではなく、完成度が高い作品に思えました。作るのにどれくらい時間がかかっているのでしょうか。感性とひらめきでひねるように作る彫刻もあるのでしょうが、こういう作品の方が計算されて時間も掛かっている気がします。
コンスタンティン・ブランクーシ≪眠れるミューズ≫−1910−
つるんとして卵みたいで可愛らしい感じです。小さくしてペーパーウェイトにしたい。
この展覧会をみた数日後、≫川村記念美術館 で同型の作品に出会ってビックリしたのですが、その話はまた今度。
アルベルト・ジャコメッティ≪テーブル≫−1933/1969−
目にした途端、「わっ」と小さく声が出た気がします(「ひゃっ」だったかも・・・)。
“人体と家具が一体となり、幻想的な気分をかもし出す”(図録より抜粋)という説明どおりの妖しい魅力のある作品です。
ジャコメッティがシュルレアリスムの影響を受けた前衛的な作品を発表したのは短い一時期(1930年代前半だけ?)ということで、シュルレアリスム好きとしてはちょっと残念。本展覧会のあと2点は1950年代の胸像作品。「ジャコメッティ」の名を知っている人ならすぐに思い浮かぶであろう、あのボコボコした質感の彫刻です。あれはあれで面白いですけど、僕はこの≪テーブル≫には衝撃を受けましたね。
先日行った、≫川村記念美術館 はジャコメッティについて調べていた時に知ったのですが、無理してでも行けばよかったなぁジャコメッティ展。行って見たら思ったほど遠くなかったし、すげえいい所だったよ・・・。
話がそれましたが、「人体」と「テーブル」の組み合わせは十分『デペイズマン※』ですね。
※シュルレアリスムの代表的手法。ルネ・マグリットが得意とした。
(この説明はテキトーなので、興味のある人は検索してね)
絵画も彫刻も良い物が多かったですし、写真と映像作品には余り時間を裂けなかったんですよ(後に予定もありましたし)。
抽象絵画なんていつまでも見てられますからね。ほぼ確実にもう一度行きます。
≫〜絵画編〜異邦人たちのパリ展−国立新美術館−で大好きなマックス・エルンストの作品に触れるのを忘れました。
川村記念美術館でもエルンストの作品を見ましたので、別途記事にすることとします。
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