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川村記念美術館の全館コレクション展示 「コレクション・ハイライト」-美術展の感想-
2007-03-07 Wed 02:09
さて、川村記念美術館に付いたのが14時半頃、30分ほど敷地内をうろうろして、解放的な気分になった所で、一番の目的である“全館コレクション展示 「コレクション・ハイライト」”を見るため館内に。
川村記念美術館の外観はこちら


一つ目の展示室に入ってすぐ目に入ったのは

クロード・モネ≪睡蓮≫-1907-モネは睡蓮の絵を随分沢山かいてますね。僕も国立西洋美術館の常設展示で数回見てますし、この数日後(3/8)にブリヂストン美術館でも見てます。モネの作品は見る距離で印象が全然違いますが、≪睡蓮≫はその典型でしょうね。


ルネ・マグリット≪冒険の衣服≫-1926-
尼さんのような格好(ほとんど裸)で目を瞑ったまま横たわる女性と宙に浮かぶ亀の絵。マグリットの得意とするデペイズマンの手法なのでしょうが、抑えた色使いも相まってなかなか面白い作品。「マグリットの作品の平坦さが嫌」という人に出会ったことがありますが、マグリットの絵に奥行きとかリアリティを求めてもしょうがない気がします。この絵で、半裸の女性がエロスを感じさせる肉感的な画風だったり、亀がヌメッとして生々しかったら、作品の主点がずれると思います。素直に組み合わせを楽しめばいいと思うんですけどね。ちなみにマグリットは僕の「好きな画家ベスト3(2007年現在)」の一人です。後の二人はデ・キリコとダリ。




マックス・エルンスト≪石化せる森≫-1927-
今回、この「コレクション・ハイライト」に来ようと決心したのは、ホームページの作品一覧にこの作品を見つけたから。エルンストは≫すぐわかる画家別幻想美術の見かた で知って以来、気になっている作家で、いろんな美術展でたびたび出会います(大抵、1作品のみ)。エルンストに関しては言いたいことがいろいろあるので、別途記事にします。


アンリ・マティス≪肘掛け椅子の裸婦≫-1912-
元々、マティスに代表されるフォーヴィスム(原色の色使いと激しいタッチが特徴。野獣派ともいう・・・はず)に興味があったのですが、最近キュビズム(極端な解体・単純化などを特徴とする造型・形態手法)の方が興味あるかな。ブログのタイトルが「玉虫色~」って言うくらいだから色彩に興味があるわけだけど、造形的な完成度の上に色彩の奇抜さがあってこそいい作品だと感じますね、僕は。

ピカソ、ブラックなどのキュビズム作品を割と沢山見ているのに対して、フォーヴィスム、というか、マティスの作品自体、数点しか見ていないので、まだなんともいえない部分はあります。今のところ、マティスの作品はピンと来ません。色使いも≫オルセー美術館展などでみたゴッホの方がすげー、と思ってしまいます。


で、川村記念美術館の最初の展示室ですが、照明の色が悪くないですか?黄色が強い気がしました。


そうそう、彫刻作品もあった。

コンスタンティン・ブランクーシ≪眠れるミューズⅡ≫-1922-
見た瞬間、「あれ?」と思ったんですけど、数日前に≫国立新美術館で≪眠れるミューズ≫ を見ておりました。

「相変わらず、つるんとしてカワイイ!」としか思わなかったのですが、いろんな人の記事を読んでいると「川村の≪眠れるミューズⅡ≫の方が出来が良い」という記述を発見。もっとよく見ていけば良かったです。


移動して、廊下みたいな展示場にカンディンスキーを発見。

ワシリー・カンディンスキー≪無題≫-1923-
は小さい作品ですが、音楽的な意味合いの強い作品に思え、とても気に入りました。抽象画でもカンディンスキーとクレーは自分の中で恐ろしく打率が高いです。


あとはフランク・ステラの作品が多く、展示場を大胆に広く使っていましたね。外で見た変なオブジェ も彼の≪リュネヴィル≫という作品。館内では≪ヒラクラⅢ≫-1968-という「柑橘類の果実の断面をカラフルにして2つつなぎ合わせたような」作品が面白かったです。「何でこの色とこの色を隣同士にしようと思ったんだろう?」と思いながら時間をかけてみました。


結構じっくり見たのですが、40~50分で見終わったのでしょうか。見る前は90分弱を予想していたのですが、物足りない感じは無く、短く充実した時間を過ごせました。外も含めて、季節ごとに訪れたい、素敵な美術館ですが、もう少し立ったら改装なんですね。次はいつ来られるでしょうか。


いやー、神奈川・東京だけじゃなく、美術展目当てに遠征も楽しいね。次はもっと遠くに出掛けようかな

ルネ・マグリット 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕 (シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目)ルネ・マグリット 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕 (シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目)
(2006/05/03)
ルネ・パスロン

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マグリットの画集は洋書・和書ともに数多く出ていますが、印刷の質、ボリュームから言ってもこの本はかなり良い出来です。


マックス・エルンスト 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕 (シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目)マックス・エルンスト 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕 (シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目)
(2006/08/31)
サラーヌ・アレクサンドリアン

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エルンストの画集はあまり見かけないので、作品を一度に見られる本書は貴重と思います。


ワシリー・カンディンスキー (ニューベーシック・シリーズ)ワシリー・カンディンスキー (ニューベーシック・シリーズ)
(2002/10)
ハーヨ デュヒティング

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タッシェン社のニュー・ベーシック・アート・シリーズは「安い」「見やすい」「面白い」。
抽象画・カンディンスキーに興味を持ち始めた人にオススメ!



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