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天野喜孝展「マニエラ」(上野の森美術館)-美術展・展覧会の感想-
2005-05-08 Sun 21:50
今日はbuntee さんと上野駅で待ち合わせ。上野の森美術館で天野喜孝展「マニエラ」を見に行ってきました。

開催期間が5/3~5/10と短いので、私個人的には今日しか行く日が無かったのですが、bunteeさんも予定が空いていたので良かったです。

天野氏というと、ゲーム・ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターデザインで有名ですが、私個人的には田中芳樹氏の小説・「創竜伝 」 や「アルスラーン戦記」の挿絵でも親しみがあります。
竜の子プロ在籍時に「ガッチャマン 」「タイムボカン 」「みなしごハッチ 」などのキャラクターデザインをしたのも有名ですね。



今回の展覧会の見所は、なんといっても幅16mと幅12mの巨大作品2点。幅16mの作品は大きすぎてなかなか展示する機会が無いらしく、7年ぶり、幅12mの作品は国内初の展示です。

幅16mの「New York Night I」はとにかくそのサイズ、クオリティーに圧倒されました。黒いバックに原色、パステルカラーが入り混じり、色鮮やか。人物の構成、表情も細かい所まで隙の無い圧巻の作品でした。

以前、ミュシャ展を見たときに、「天野氏や山田章博さんはミュシャの影響も受けてるのかな」と思ったのですが、この作品を見てクリムトの影響も強いのかな、と思いました。勝手では有りますが。

幅12mの作品は天野氏自信が世界観を考えたHEROの作群のひとつで、白っぽいキャンパスに淡い色で描かれた幻想的な作品でした。

また、天野氏はアメコミに思い入れがあるらしく、スーパーマン、バットマン、X-MENのキャラクターなどを描いたものもありました。特にスーパーマンはあれだけ映画のイメージが強いのに、完全に天野氏の手によって消化されて「天野氏によるスーパーマン」という見事な作品でした。黒バックと大きな満月をバックにマントを翻すスーパーマンが目に焼きついています。

2階には「シンデレラ」「人魚姫」など世界の有名作品を描いた作品群があり、天野氏のチャレンジ精神が伺えました。

そして、近日中に発売される、話題の画集、「花と蛇 」の中から数点が展示されていました。「鬼才・団鬼六との奇跡のコラボレーション」と言われ、官能的な世界観を描き出しています。個人的には「縄で縛られた裸体」のような直接的な絵よりも、女性の顔のアップの絵の「目つきがすげえな」と思いました。もともと天野氏の描く人物は目つきが独特ですが、ものすごく官能的な目つきを描き出していましたよ。

他にもファイナルファンタジーのイラストや創竜伝など小説のイラスト、ドリームワークスが映画化契約をしたことでも知られる「ライオンボーイ 」のイラストなどが多数ありました。

ファイナルファンタジーⅠの絵など1980年代のものは人物の輪郭もはっきりしていて、かっちり描いている感じがしますね。それ以降の作品は流れるような曲線で描かれていますが、今でももちろん以前のような描き方は出来るのでしょうね。

1990年代の作品は先に述べた巨大作品のように。黒をバックにカラフルな色が配された作品が多い気がしました。

2000年代に入ってからはあまりバックの黒色にはこだわっていないようで、全面にカラフルで繊細な印象を受けました。黒バックに映えるカラフルな色合いも印象的ですが、最近の作品群もとても魅力的です。

全体的に期待通りの高いクオリティの展覧会で、天野氏の作風の幅も感じされ、充実した展覧会でした。

↓撮影可能なパネルを撮影しました。
10000676486_s.jpg

上野の森美術館は初めて行ったのですが、一階から二階へ向かう前にグッズ販売のコーナーがあり、少々面食らいました(二階へ向かう前にもう終わりかと思いました)。

販売コーナーでは近日発売される≫画集「花と蛇」の先行販売もしていましたが、持ち帰るのに重そうだったので買うのは止めました。発売されれば書店で購入できますし。

帰ってきてから気づいたのですが、図録を買い忘れましたね。出掛けた展覧会の図録を買い忘れたのは初めてなので悔しいですね。

ちなみに私は子供のころ、兄に連れられて札幌で行われた天野氏のサイン会に出掛けたことがあります。
天野氏はなにか、こう無骨なイメージの方でしたよ。


画集「花と蛇」画集「花と蛇」
(2005/05/11)
天野 喜孝

商品詳細を見る
鬼才同士ののコラボレーション。色使いが美しい!



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